Sweet in my Room!!
うわー
嫌なカンジー



「遅い。何分待たせてると思ってるんだ。」


「すんません…」



「3分だ。」


「短ッ!」


「カップラーメンひとつ出来上がる時間だぞ!」


「カップラーメンに例えなくても…」



「ウルトラマンだったらタイマーが光だしてる。」



「ウルトラマンって…」



「とりあえず謝れ。」



「ええ~…?あー…遅れて…すんません。」


「いいよー。」




「軽ッ!」



「まあまあ、とりあえずお前も足崩してー、あぐらでもかいて気抜いてよ。」


「…あい。」




そう。


ウチの父親は、


外では寡黙でダンディーなお茶の師範。


でも私生活ではめっちゃフレンドリーな父親。



気持ちわるいくらいあるギャップ!



華恋の二重人格とも言えるあの性格はきっと父親ゆずりだろう…




「あの…華恋サンから話あるって聞いたんですけど…」



僕はぎこちなく正座からあぐらに体勢を変えながら口を開いた。


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