Sweet in my Room!!
ないけど…


き、キンチョーする!


今さらだけど、あたしってスゴいことしてたんだね…


一緒に暮らしてるとかさ…


ありえないでしょ!


急に頭がクラクラっとした。


改札を抜け、ホームへ行くとちょうど電車が来るとこだったがホームも人で溢れかえっていた。


「これに乗るの~!?」


すでに車内は満員…


これに乗るとか…



「次のにする?」


「……でも………うん、どっちみち次のもたぶん混んでるから…乗っちゃおう!」



気を使ってくれた龍仁だったが、もう今乗ってもあとで乗っても一緒な気がしたのであたしは乗り込むことにした。


「しっかりつかまってないと死ぬよ。」





え!?

え!?

それはわかるけど…え!?なになになになに!手!



そう言うと龍仁はあたしの手を握り、電車に乗り込んだ。




ちょちょちょちょ…


なにこの展開!

手つないでるんですけど!?


あたしは尋常じゃないくらいパチパチとまばたきをした。


しっかりと結ばれた手と手。


男の子と手つなぐなんて小学校の手つなぎ鬼以来ですけどっ!


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