Sweet in my Room!!
好きって、


なんだろう?


よく考えるとわかんねー。


つーか今まで恋だの好きだの考えたことなかったしな~。


ドキドキして、目も合わせられなくなっちゃう。


それが好きなのかな?


恋してる気はするけど、それと好きはなんか違う気がするってゆーか…


なんか考えれば考えるほどドツボにハマってく気がする…



「こりゃマキマキと航太に相談しなきゃかな……」


はぁ…と大きくため息をつき、立ち上がろうとしたときだった。








「…………え…?」





横を向いて寝る龍仁の目からツーッと一粒涙が流れた。


「りゅう……じん?」

「……かない……で……」


「え?」


「い………ない…で…」


「いな…?」


「いかないで…」


え……


今…今……い、







「行かないで。」



もう一粒涙がこぼれると、ソファーに乗せていたあたしの手をギュッと握った。







な…なななななななななに?

どーしたの?

てか起きてんの?

寝てんの?

どっち!?



「龍仁!?」

「………スゥー…」



へ!?
やっぱ寝てる………





寝言



か。

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