Sweet in my Room!!
―――――――――

「サーコ……ちょっと!ねぇ…」

「……うー……」

「おい、起きろ。」

「……ん?」



目を開けると真ん前に龍仁の顔が現われた。


「ヒイッ!」


一気に目が覚める。


「なんでサーコまでここで寝てんの?」


「え!?いや…そのー…」



“行かないで”


一瞬頭の中に昨夜の光景が浮かぶ…



「なんでだろ…」


本人には、言わないほうがいいよね…寝言だったっぽいし…



「え、わかんないって……変なサーコー。」

「アンタに言われたくないんだけど!」


てゆーか、せっかく気使ったのになんだこの言われよう!ちょっとムカつく。


「ふわぁ~…僕もうっかりお風呂あがってからこのまま寝ちゃったみたいだし…」


ようやくヨイショとソファーから起き上がる龍仁。


「あれ…このタオルケット、サーコのだよね?ありがとう。」


「どっ、どういたしましてっ!」


やめてくれー
そのニコッていう爽やかな笑顔やめてくれー!今のあたしにはなんか痛いんだよー!心にささるー!


目を合わせないようにタオルケットをもらう。


あたしってホントわかりやすい…

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