Sweet in my Room!!
「急に呼んだりしてごめんね。なんか用事あった?」

「なんもないない。ヒマヒマ。」

「それならヨカッタあ☆あ、なんか頼む?」

「じゃあ…いつもの。」

「りょうかい!…あ、すみません…アイスキャラメルコーヒーひとつお願いします。」


マキマキは慣れたようにあたしの分をオーダーする。

あたしの“いつもの”とはアイスキャラメルコーヒーのことで、ここに来たら必ず頼む。

5分もしないうちにコーヒーはやってきた。


「で…どうしたの?なんか大事な話?」


コーヒーをストローですする。うまい!






「昨日、こーたんにコクられたんだー。」


「ブッ!!ゴフッ…ゲホゲホッ……!あぁ!?」


思いもよらぬ発言にコーヒーもビックリして気管支に入ったらしい。思い切りむせる。


てかなに、え!?
なに!?



「んでー、マキもこーたんのこと好きだから付き合うことにしたんだっ☆」


「……ぅ…ぇ…えええー!!??」


「声がでけーんだよお前は!」

「いてっ!」


航太に頭をひっぱたかれる。いつもならここでキレるが驚きすぎて怒る気にもなれない!


「マジ?」

「超マジー☆」

「ホントに?ドッキリとかじゃないよね?え、うそ、リアルに?」

「どんだけ疑ってんだよ。」

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