Sweet in my Room!!
「じゃあ今日の放課後から少しずつ作ってこうか。うんと~…じゃ、マキとこーたんで小道具作りにまわるから、サーコと龍ちゃんで衣装お願い☆」


「はーい。」

「サーコとかぁ…」

「なんだよ、その不服そうな顔は!」

「だってアナタ不安要素ありまくりじゃん。」

「なーに言ってんの!あたしナイスセンスの塊だよ!?」


「ナイスセンスの塊って…その言葉初めて聞いたんですけど。」

「とりあえずあたしについてこーい!」


「じゃあ、そうゆうことで♪6時までガンバろー☆」


ホームルームが終わるとあたしたちはすぐに作業に取り掛かった。


「まずは…調達!」


演劇部の部室に行けば衣装がもらえるということだったので、真っ先に部室へ向う。


部室に入り、部長に事情を説明するとロッカーの中から大量の衣装を差し出された。


「コレ、ぜーんぶ!好きなだけ持ってっていいよ。ちょうど処分に困ってたとこでさ。」


「ありがとうございまーす。」


二人で衣装を抱えるように持つ。


「てか、もしやアンタがウワサの二神くん?」


え!?


黒髪でキレイな顔立ちの部長が龍仁を指差した。

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