Sweet in my Room!!
「そうですけど。」

「あーやっぱりね。ウワサ通りのイケメンだわ。で…え?もしやアナタ彼女!?」

「ちっちが…「違います。」


否定早ッ!
早過ぎだろ!
確かに違うけどさぁ~そんな食い気味に否定しなくたって良くない!?あたしが彼女じゃ不満ってのか!あぁ!?


「で、ウワサってなんですか?」

あたしはムスッとした表情で部長に質問した。


「1年にとんでもなくカッコいいやつがいるってウワサ。3年の女子でもアナタのファンって子結構いるんだよ~!」



………出た出た。
そんなこったろうとは思ったケド…
3年にまでファンがいるとは…


なんかヘコむ。



「悪いんですけど、時間ないんで失礼します。衣装ありがとうございました。行くよ、サーコ。」

「えっ!?あっ、ハイ。失礼しましたー。」


そう言うと龍仁は足早に部室を出て行った。

部長と話す龍仁はとても機械的で淡々と冷たい口調だった。表情も無表情。


なんかいつもの龍仁じゃないな。




“アイツ他の女子と話すとき超無表情なんだよ。いかにもアレルギー出てますってカンジ?”



航太が言ってたことってコレのこと…なのかな?


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