Sweet in my Room!!
「だって最近サーコ様子おかしいし、そりゃ気使うじゃん。」


ギク。


「…別に、おかしくないし!気のせいでしょ!」


慌ててまた衣装に目線を戻す。


「花火大会あたりから変な気がするんだよなぁ…」

「気のせい。」

「もしかして…電車のときのこと、気にしてる?」


思い出しただけで耳まで赤くなってしまう。


「ごめん、そんなにイヤだった?でもあのときはそうしなきゃサーコ、人に飲まれそうだったし…イヤだったならごめん。謝るからさぁ…怒んないで。」


シュンとした姿で言う龍仁を見て、なぜだかこっちが申し訳ない気持ちになった。


「怒ってないよ。」

「ウソ。」

「ホント。怒りなんて全く感じてなかったし、驚きのほうが強かったくらいだよ。元・女アレルギーとは思えない。」


「…サーコは特別だからね。」


心臓がバクバク言い始めた。


意識するな意識するな意識するな!あくまで平常心!


「と……特別?VIP扱いってこと?」


「そうゆう特別とはまた違うかな。」


心拍数はあがるばかり…

どうしよう…
言っちゃおうかな…
言う?
つーか、言いたい。

龍仁がどう思ってるかなんて……いや、うん、そりゃ気になるケド…あたしは今すぐ自分の気持ちをスゴく伝えたくなった。

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