Sweet in my Room!!
神様も「今言っとくべきでしょ~!空気読めてるよ、桜子♪」と言ってる気がする!


ん?幻聴か?



ほっとけ!



とにかくあたしは、



言いたいんだ、



たった今!


その瞬間、自分の中で何かが切れた。まるで掃除機の電源が落ちるみたいに「ヒューン」て切れた。



「はい。」

前を見据え、まっすぐと右手を挙げる。


「はい、サーコさん。なんですか。」


「あの、あたし、アンタのこと……好きみたいっ!」




い…



言ってやった


言ってやったぜ!



心臓のドドドドって鼓動が龍仁に聞こえてるんじゃないかってくらい激しくビートを刻む。顔もたぶん今までにないくらい、相当真っ赤だと思う。

いや、思うじゃないな…


真っ赤だ!



あたしは右手を挙げたままフリーズした。龍仁は目を丸くしキョトンとしている。




どっ…どうしよ


死ぬ程気まずい!


なんとか言ってよ、



…ムチャかもしんないけど。



「……プッ。みたいってなに?自分のことなのに断言出来ないの?」


キョトン顔から一転、龍仁はクスクスと笑いながら固まるあたしを見た。


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