Sweet in my Room!!
な…

なんで笑う!?


「ちょ…あの…一応告白なんですけど…なんで笑うわけ!?」

「…おもしろかったから。」

「ムカつく。」

「勝手にムカついててください。」



なっ、なんなの!?
このバカにしたような態度は!
なめてる。
絶対なめてる!

なんだよなんだよなんだよもお~!
コッチは真剣なのにさー!

笑うことないじゃん。

なんだよ、もう。




………アレ


ヤバい…


超ヤバい!



「………サーコ?」


どうしよう…あれれ…マジでヤバいわ。



そう思った瞬間、

ボロボロっと大粒の涙がこぼれた。


ホントに

こぼれ落ちた。


頬をつたうことなく涙は手に持っていたドレスに落ちた。


どうしよ…

顔をあげることができない。


泣いてるってバレたら絶っ対龍仁困る。


「あー…なんでもないなんでもない。てゆーか、今の告白は忘れてー。消してー。今すぐ抹消してー。」



笑われるくらいならなかったことにすればいい。


あたしは下を向いたままムリヤリ明るい声を出した。


それでも涙は止まらなかった。


初めての告白だったから、

軽くサラッと流されたのが妙に悲しくなっただけ。


あはは、


やべー

自分かわいそすぎるよね、うん…


「ちょっと、トイレ行ってくるわ~。」

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