Sweet in my Room!!
スッと立ち上がり足早に教室を出ようとした、が、
「ちょっと!」
ドア付近で龍仁にガッシリ腕をつかまれた。龍仁があたしの顔をのぞきこむ。
「…泣いてる……の?」
「泣いてない泣いてない。」
慌ててゴシゴシと目をこする。こんなんやったらバレるかもしんないけど、ボロボロ涙流してるとこ見られるよりはマシだ。
「あーあれだわ、うん…その…」
必死で言葉を探す。気まずくなるのだけは本当にイヤだった。
「ホント忘れていいよ!ごめんね!なかったことにしよ!うん!」
こうゆうときどうしたらいいかマキマキに教えてもらっとくんだった…
涙が落ちないようにこらえる。
目には涙があふれて龍仁の顔はぼやけて見えた。逆にちょうどいいわ。
「だからえっと…気にしないで、ね。てか、腕、離して。」
あたしの腕は龍仁につかまれたまんまだった。なぜだか龍仁の手は少し震えていた。
いや、あたしが震えてんのか?
もうどっちだっていい。
この状況から早く逃げたかった。
「…ヤダ。」
…え?
「離してってば。」
「ヤダ。」
「離せ。」
「断る。」
「いーやーだー!離してー!」
次の瞬間、
あたしの前が真っ暗になった。
「ちょっと!」
ドア付近で龍仁にガッシリ腕をつかまれた。龍仁があたしの顔をのぞきこむ。
「…泣いてる……の?」
「泣いてない泣いてない。」
慌ててゴシゴシと目をこする。こんなんやったらバレるかもしんないけど、ボロボロ涙流してるとこ見られるよりはマシだ。
「あーあれだわ、うん…その…」
必死で言葉を探す。気まずくなるのだけは本当にイヤだった。
「ホント忘れていいよ!ごめんね!なかったことにしよ!うん!」
こうゆうときどうしたらいいかマキマキに教えてもらっとくんだった…
涙が落ちないようにこらえる。
目には涙があふれて龍仁の顔はぼやけて見えた。逆にちょうどいいわ。
「だからえっと…気にしないで、ね。てか、腕、離して。」
あたしの腕は龍仁につかまれたまんまだった。なぜだか龍仁の手は少し震えていた。
いや、あたしが震えてんのか?
もうどっちだっていい。
この状況から早く逃げたかった。
「…ヤダ。」
…え?
「離してってば。」
「ヤダ。」
「離せ。」
「断る。」
「いーやーだー!離してー!」
次の瞬間、
あたしの前が真っ暗になった。