Sweet in my Room!!
「な、なに話って…しかもこんなとこで…果たし状受け取ったみたいなんですけど…」


向かいあうように立つあたしと航太。風がそよそよ吹き、あたしと航太の髪の毛がなびいた。


今にも斬り合いが始まりそうだぞ。



「リュウが好きならたぶん知っといたほうがいいと思うから…一応言っとくな。昔のことだし、お前が深く気にすることはないんだけど…」


「…え、なに……なになに!?めっちゃ怖いけどめっちゃ気になる!早く言って!」











「…………七海は、リュウの元カノだ。付き合ってたんだよ、ふたりは。」

















……………え?











『彼女……いたんだけどね。』


『彼女いたらしいよ』


『…リュウに会いたいなと思って』




あたしの頭の中でパズルのピースみたいに全てがカチンとハマった。





今までなんとなく


サラッと流してた話題だった。




忘れてた。



…いや、本当は


知らないフリをしてたというか…




自分の中で勝手に処理していた。



話を聞いたのは好きになる前だったからあんまり興味なかったし、深く考えたこともなかった。


でも、

そっか


彼女




いたんだ。


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