Sweet in my Room!!

「うそうそ☆そんなこと言ったらサーコに怒られちゃうね。」

「え？…もしやマキマキ…」

「あ、ごめん…実はサーコが龍ちゃんのこと好きなの知ってるんだ。あと、まぁ…色々告白したこともこないだ聞いたし…」


「……そっか。」



まぁマキマキには言ってるとは思ってたし、別に言われても平気だけど。



「で、龍ちゃんは結局のところサーコのことどお思ってんの？付き合う気あんの？」


「えっ！？」


マキマキの直球質問に思わず声が裏返ってしまった。


マキマキのドストレートさは時に僕のナイーブな心を貫通する威力を持っている。

怖い！



「え…その…サーコのことは大事な人だと思ってるし、たぶん…好きなんだ。」


「でもサーコには好きって言ってないんでしょ？」


「ハッキリ言える自信なかったし、まだ多分だし…多分ってつけるくらいなら言わないほうがマシっしょ。」


「それはそうだけど…」


「サーコは僕にとって特別なんだ。」



それは本当のことだった。


サーコと一緒にいると落ち着くし、サーコは他の女子とはなんか違う。


でも…


僕の中でなにかが引っ掛かっていたのも事実だった。


早く答えを出さなきゃいけないこともわかってる。



「あんまり待たせるとサーコも心変わりしちゃうかもよ～？」


「え！？」


「てのは、まぁウソだけど…サーコ今まで誰かを好きになったことないから戸惑ったりしてると思うんだ。だから、あんまり不安にさせないでね。」