Sweet in my Room!!
「コレはー………寄付です。寄付。」
「あぁ、いつものか。やっぱリュウに買い物行かせてヨカッタわー♪」
中学の頃から僕と航太の中で女子からのもらいものは“寄付”と呼んでいた。女子からもらったってイチイチ言うのも好きじゃないから。
「ほれ、サーコ。焼きそばとドーナツ。」
「………………。」
「おい、コラ。聞いてんのか。」
「あたっ!なっ、なにっ?」
ボーッとしているサーコの頭にチョップを入れる。
「だからぁ、焼きそばとドーナツ、買ってきたよって。」
「あ、あぁ…ありがとう………ちょっとごめんっ、トイレ行ってくんね。」
「マキも行くー♪」
そう言うとサーコとマキマキは屋上から下に降りて行った。
「………変!」
「あ?」
明らかにサーコの様子がおかしい。
変!
顔に出やすいタイプだからよくわかる。
「僕のいない間にサーコになんか言った?」
「……あぁ、ちょっとな…」
「やっぱり…」
「なんでわかんの?」
「アイツめちゃくちゃ顔に出やすいタイプだから何も言わなくても見てりゃわかる。」
「…確かにな。」
「で、なに言った。」
航太は腕組みし、しばらく考えたあとボソリと言った。
「お前…サーコに七海のこと言った?」
………七海。
航太の口からその名前を聞くのは夏休み前以来だった。
「あぁ、いつものか。やっぱリュウに買い物行かせてヨカッタわー♪」
中学の頃から僕と航太の中で女子からのもらいものは“寄付”と呼んでいた。女子からもらったってイチイチ言うのも好きじゃないから。
「ほれ、サーコ。焼きそばとドーナツ。」
「………………。」
「おい、コラ。聞いてんのか。」
「あたっ!なっ、なにっ?」
ボーッとしているサーコの頭にチョップを入れる。
「だからぁ、焼きそばとドーナツ、買ってきたよって。」
「あ、あぁ…ありがとう………ちょっとごめんっ、トイレ行ってくんね。」
「マキも行くー♪」
そう言うとサーコとマキマキは屋上から下に降りて行った。
「………変!」
「あ?」
明らかにサーコの様子がおかしい。
変!
顔に出やすいタイプだからよくわかる。
「僕のいない間にサーコになんか言った?」
「……あぁ、ちょっとな…」
「やっぱり…」
「なんでわかんの?」
「アイツめちゃくちゃ顔に出やすいタイプだから何も言わなくても見てりゃわかる。」
「…確かにな。」
「で、なに言った。」
航太は腕組みし、しばらく考えたあとボソリと言った。
「お前…サーコに七海のこと言った?」
………七海。
航太の口からその名前を聞くのは夏休み前以来だった。