Sweet in my Room!!
そのとき反対側のポッケに入れていた携帯がブーブーとバイブで着信を知らせた。
電話は龍仁からだった。
「もしもし…」
『お前チョコバナナ1本買うのにどんだけ時間かかってんだよ。』
「ごめん…ちょっと……」
『……なに、どうしたの?』
あたしの様子の変化に気付いたのか龍仁が心配そうに尋ねてきた。
「龍仁に、会わせたい人がいるんだ。」
「………七海。」
あたしは龍仁に中庭のベンチに来るように言った。数分後現われた龍仁はあたしのとなりに座っている七海ちゃんを見て目を丸くしていた。
「卒業式以来だね…久しぶり。」
「……久しぶり。…なに?サーコ、どういうつもり。」
龍仁は無表情で少し怒っているようだった。
「七海ちゃん、龍仁に会いにきたんだって。」
「……今さら、なに。来られても困る。」
「だ、だよね…ごめんごめん!ちょっとリュウの顔が見たくなっただけだったんだ!帰るね…」
「あ…七海ちゃん!」
七海ちゃんは涙をこらえながら走って行ってしまった。
「…サーコは何がしたいの?僕のこと好きなんじゃないの。なんでわざわざ七海と会わせようとすんの。」
電話は龍仁からだった。
「もしもし…」
『お前チョコバナナ1本買うのにどんだけ時間かかってんだよ。』
「ごめん…ちょっと……」
『……なに、どうしたの?』
あたしの様子の変化に気付いたのか龍仁が心配そうに尋ねてきた。
「龍仁に、会わせたい人がいるんだ。」
「………七海。」
あたしは龍仁に中庭のベンチに来るように言った。数分後現われた龍仁はあたしのとなりに座っている七海ちゃんを見て目を丸くしていた。
「卒業式以来だね…久しぶり。」
「……久しぶり。…なに?サーコ、どういうつもり。」
龍仁は無表情で少し怒っているようだった。
「七海ちゃん、龍仁に会いにきたんだって。」
「……今さら、なに。来られても困る。」
「だ、だよね…ごめんごめん!ちょっとリュウの顔が見たくなっただけだったんだ!帰るね…」
「あ…七海ちゃん!」
七海ちゃんは涙をこらえながら走って行ってしまった。
「…サーコは何がしたいの?僕のこと好きなんじゃないの。なんでわざわざ七海と会わせようとすんの。」