Sweet in my Room!!
「でも二人は付き合ってたんでしょ!?いいの!?ふたりっきりにして…」


「あー…ね…実は…超~不安でさ…七海ちゃん、龍仁のことまだ好きみたいなんだ。」


「はあ!?」

「え~!?俺そこまで聞いてないけど!てかお前、よく行かせたな~。」


となりで話を聞いていた航太も目を丸くさせた。


「でも…あたしは…龍仁を信じてるから。」


「もしも龍ちゃんが気持ち揺らいじゃったら!?」

「………そんとき考える!」




完全にノープランだったわ!


確かに…ケリつけるハズが…うまい具合に行っちゃったら………





イヤイヤイヤイヤ!それ考えたらキリないし、考えちゃダメっしょ!うん!



「あーもーダメっ!マキふたりのあとつける!」


「え、ちょ、マキマキー!?」


興奮気味に走って行くマキマキをあたしと航太で追いかけた。


やっとマキマキに追い付いたときには前方に龍仁と七海ちゃん、2人の姿をキャッチしていた。


「はあ…はあ…ちょ…マジで尾行する気!?」


あたしは肩で息をする。


「サーコは気にならないわけ!?」

「気になるけど…」

「話は聞かないよ?そこまでしないけど…遠くから二人の様子を見るだけならよくない!?」


< 238 / 252 >

この作品をシェア

pagetop