Sweet in my Room!!
重めの荷物を楓に持たせ、あたしは自分の荷物を持ちエレベーターで7階まであがった。



「おっも……何入ってんだよコレ。」



段ボールをよいしょと抱えなおす楓。


「荷物。」

「アバウト~。」



いやーしかし


ホント、

エレベーターがあって良かったあ。


7階建てのクセにエレベーターがついてなかったらそれこそどこぞやかの人気少女マンガと一緒に………



……うん、まぁその話は置いとこ。




エレベーターの扉が開くと長い廊下が現われた。

あたしの部屋はイチバン端…歩くと結構長いなーなんて思いながら部屋に向かう。



意外にも、部屋に近付くにつれ心臓がドキドキしている。




不安と期待が入り交じるとはまさにこのことか。






部屋の前に着くとパーカーのポケットから鍵を出す。


ご丁寧にドアは二重ロック。



こんな鍵いんないし!


1つでじゅうぶんだわ。




そう思いつつも慎重に上とドアノブの下についた鍵をあけた。





ガチャ―――――


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