Sweet in my Room!!
てか…


今さら気付いたんだけど、









ひとり暮らしなのに部屋数多いし広くない?


1Kとかでじゅうぶんなのに、ママは一体何考えてんだかさっぱりわからん。






―――――――――

そうこうしてるうちに引っ越し屋も到着しあたしの荷物全てが新居に届いた。


楓と一緒に整理する。

整理整頓がめっぽうニガテなあたしはほぼ指示して見てるだけだけど。


数時間後にはスッカリ整い、ようやく自分の部屋らしくなった。案の定和室は使い方がわからないのでカラになった段ボールを置いておくことにした。



「あー疲れたー。」


早速運ばれてきたソファーに横たわる。



「それ俺のセリフなんだけど!お前ほぼなんもしてなかったじゃん!」


「したわ。指示とか、洋服クローゼットにしまったり……まぁそれだけだけど。」



「ほら。」



「ちがうんだよ。あたしは体力的疲労より精神的疲労でいっぱいいっぱいなんだよ。」



「意外と部屋見てキレーとかハシャイでたくせに。」



「………………。」



「シカトすんなよ。」



ブーッ
ブーッ


「あ、ほら電話鳴ってんよ。」


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