Sweet in my Room!!
わっ!
なに!?
逆質問かよ!



「ふ、二神ですけど…」




でも、恐怖心には勝てず素直に答えちゃうあたりマジでヘタレ。





「フタガミ…フタガミ…え、あのフタガミ?いやいや……関係ないか……えっと、知りませんケド。」




いやいや、
だから、



「僕もあなたのこと知らないんですけど…」


「美園です。」



「美園サン…」



















だから誰だよっ!





「あのー…なんかの間違いじゃないですかね?」


「間違い?でも…」



マンションの住所もあってるし、何よりオートロックのエントランスを通れたんだから間違ってるハズないっしょ!




「じゃ…。」
「え、ちょっと!」







言い返すヒマもなくドアを閉められた。



ちょっと…待てって!


こんなときは…




ズボンのポケットから携帯を出すと家に電話をかけた。





プルルルル…
プルルルル…
ガチャ――――




「あ、もしもし!」


『お~龍仁。着いたのかー?』



電話をとったのは父さんだった。


「着いたんだけどさ、着いたんだけどさ!なんかおかしーんだよ!」


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