Sweet in my Room!!

すでにグループ化されている女子たちを見てため息のように言葉が出た。




「…大丈夫だよ。」

「え？」

「サーコなら大丈夫じゃない？自分から合わせなくても向こうから合わせに来ると思うよ。」



龍仁が振り返ってあたしのほうを見ながら言った。




「なにそれ。」


「いや……なんか、なんとなくそんな気がしたから…」


「どんなイメージだよ。」


「ようは龍仁は、そんなに心配しなくても美園ちゃんならすぐ友達が出来るってことを言いたいんだよ。コイツうまいことをかっこよく言えないからさ。な！」


「わっ！」



航太が龍仁の黒髪をわしゃわしゃっとかきながら笑った。



「あぁ…そうゆうこと。」




ホント口下手やん！



でも、



アンタのおかげでちょっと元気出たわ！



「サンキュ！」


「どういたしまして。」


「さて、あたしの席は…と……ぬおッ！？」


ドカッ！



黒板に張り出されている座席表を見ようとした瞬間、後ろから誰かが勢いよくあたしにぶつかった。



「あたたた……ッ」











誰じゃボケ！




眉間にシワを寄せ明らかにイラッとしてますよオーラを出して振り返る。