ねぇ、泣かないで?ずっと側にいるから。
目の前にいたのは、
高い身長、切れ長の目、通った鼻筋、薄くて形の良い唇…
言い出したらキリがないけれど、とにかく世の中の全てのイケメン要素を持っている、と言っても過言ではないくらいの、ほんとに!ほんとにイケメンが私を見据えて立ってたの!!!

「俺の部屋の前でなにしてんだ」

「え、あ、あの、その、えっと…」

動揺しまくる私。

「不法侵入しようとしてたのか?いい度胸じゃねぇか」

「え?!ま、まさか、わわ私はそそそんなな!!」

ど、どうしよう…この人、私のこと泥棒って勘違いしてるよ…
頭を抱えたその時…

「ぶはっ!!」

「え???」
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