図書館物語。
小学校低学年の頃に分子や原子といったものを知る。

教師はそれは子供らしくない、というらしい。
ずいぶんと変なことだと思う。

原子や分子は覚えればいいのだから。

「で、教師の言うことも他人の言うことも徐々に信頼しなくなったのか?」

「そうじゃない。
独断や専攻も必要だと考えただけだ」

孤独さに陥る、とそう予測したこちらは交友関係をほとんど絶ち、独立独歩へと進むようになる。
< 2 / 4 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop