強がりな私

私の異変に気付いた翔


翔「みやび…俺はあの頃の雅を
忘れたわけじゃねえよ…
どんだけ苦しかったか、俺は知ってる。
けど、俺も一緒にいたいんだよ……」



私は涙を流した



ねぇ、私は辛いんだよ……
今でも胸が苦しいんだよ…



雅「うるさいうるさいうるさい!!!
忘れたわけじゃないんなら、
そんな事言えるわけねぇじゃん。
あの頃のことを思い出すだけで、
綾や翔に会うだけで私は辛いんだよ!!
胸がえぐられる思いなんだよ!!
今更、遅いんだって……」



綾は泣きながら訴える私を抱きしめた

この暖かさ知ってる

綾の優しさ、温もり。



綾「頼むよ……」


綾の弱々しい声



あの時、私に言ってくれた言葉
一生忘れないと思えた言葉


それは


「ずっとそばにいる」

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