強がりな私
私は振り払えないまま綾の腕の中にいる


とても優しくて気持ちが落ち着く


そして、自然に涙が流れた




雅「はな「みや!!」


離してと言おうとしたら

翔が遮ってまた「みや」と呼んだ




綾「おい!みやって呼ぶなよ!」


まだ特別でいる感じがした嬉しかった


翔「ふざけんな、何様だよ」

綾「はっ?みやって呼んでいいのは俺だけだ」

翔「は?雅を泣かせてる奴が?笑わせんなよ」


それは違うと言おうとしたけど
なにも言えなかった

確かに辛くて泣く事もあったから


綾「み、みや…泣いてんのか?」


そう言って私を離して綾の方に向かせようとする


雅「泣いてない、私行くね。
翔も行くよ」


見られたくなくてそのまま翔の腕を掴んで
教室に戻った
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