強がりな私
綾「お待たせ!!」
雅「ごめんね、呼び出して」
綾「大丈夫だよ」
雅「ねえ、付き合ったって……ほんと?」
綾「………まぁ、そうだな」
やっぱりそうなんだ
涙が溢れそうで必死に堪える
でも、限界もあるわけで……
鼻がツンと少し痛くなって
涙が一筋流れた
なんで、なんでよ綾
そんなことされたら今の私には余計辛い
泣いた私を綾は優しく抱きしめてくれた
この腕ももう私のものじゃない
綾の手も私だけのじゃなくなった
雅「……す、き、、、」
あれ、私今何言った?
無意識に言った言葉
綾「い、今なんて?」
雅「……好きだった、綾のこと」
私はついに言ってしまった
言ってしまったと言うより口がスルスルと
喋り出してしまった