強がりな私

綾は一瞬、私の体を離して

そしてまたさっきとは違い

力強く抱きしめられた



そして、





綾「なんで、今なんだよ……」



今の言葉の意味は分からなかったけど

もう遅い。



溢れる涙は止まる事を知らない

ただただ流れ出た涙



雅「幸せになって」



そう言って私は綾の腕を振り払えないまま


綾の腕の中でずっと泣いた
< 86 / 162 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop