歪みの国の王子様

『ち…近いです…』

頰に結人の息づかいを感じる程
近い距離に思わず口を開く。


近くで話すと
舌にもピアスが付いているのが見えた。


『大丈夫。
ちゃんと付き合うまで
ちゅーは、しないから』


結人はりんの耳元で囁いた。
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