歪みの国の王子様


『絶対りんちゃんの事、手に入れるから。
覚悟してね?ゲームスタート、だよ?』


結人がいたずらっぽい
無邪気な笑顔で言うと


再び手を振り去って行く。



−−なんなのー?!
っていうか、ゲームってなに?!



りんは腰が抜けて
ペタリと冷たい床に座り込んだ。
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