歪みの国の王子様

『でも俺は、りんちゃんがいれば
他に何もいらないよ?』



急に真剣な顔で
まっすぐりんを見る。



『そんなに心配なら
監禁してもいーし♪』

『それ、犯罪じゃないですか…』

りんは背もたれに寄りかかり
向かい側のホームを見つめる。
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