夢物語
海岸通りを延々と北上し、ようやく到達した岬をちょっと通り過ぎた辺りにキャンプ場の駐車場があったため、そこで車を停めて下車。
目の前には夕刻の迫る日本海が広がっていた。
「だいぶ日没が早くなってきたね」
夏至の頃は夜の八時過ぎまで明るかったのに、今は日の入りはすでに六時前のはず。
道の駅で買い物やお昼ご飯の時間をゆっくり過ごしていたため、ここに着いた時にはすでに太陽が水平線に近付きつつある頃。
せっかくだから日の入りまでここで過ごそうということになった。
「もうすぐ秋分の日で……。17時過ぎには真っ暗になる季節にあるんだよね。やだやだ」
「冴香さんは、ウィンタースポーツはしないんだっけ?」
「学生時代以降、ほとんどやったことないな」
学生時代は授業でもやるため、スキーやスノボは一通りこなしていたけれど、卒業後はすっかりご無沙汰している。
そのうち今の競技にすっかりはまってしまい、ケガのリスクの高いウィンタースポーツは避けるようになっていた。
寒いの嫌いだし、それなりにお金もかかるし……。
目の前には夕刻の迫る日本海が広がっていた。
「だいぶ日没が早くなってきたね」
夏至の頃は夜の八時過ぎまで明るかったのに、今は日の入りはすでに六時前のはず。
道の駅で買い物やお昼ご飯の時間をゆっくり過ごしていたため、ここに着いた時にはすでに太陽が水平線に近付きつつある頃。
せっかくだから日の入りまでここで過ごそうということになった。
「もうすぐ秋分の日で……。17時過ぎには真っ暗になる季節にあるんだよね。やだやだ」
「冴香さんは、ウィンタースポーツはしないんだっけ?」
「学生時代以降、ほとんどやったことないな」
学生時代は授業でもやるため、スキーやスノボは一通りこなしていたけれど、卒業後はすっかりご無沙汰している。
そのうち今の競技にすっかりはまってしまい、ケガのリスクの高いウィンタースポーツは避けるようになっていた。
寒いの嫌いだし、それなりにお金もかかるし……。