夢物語
今日はクリスマス三連休中日の日曜日。
日曜日は通常活動日ではないものの、この日はサークルの年末交流会が開催されるため、中心メンバーは朝九時に集合して準備。
私も早めに到着して、会場の設営や備品の準備に追われていた。
「カレンダー見て思い出したんだけど、あれってちょうど十年前の今日だったよね」
「そうだ、天皇誕生日で日曜日だったよね」
小倉さんと塩田さんが、準備しながら雑談していた。
「十年前に何があったのですか?」
私もそばにいたので、尋ねてみた。
「ほら、語り草になっているあれ……。奥さん乱入事件」
「乱入!」
そうそう、私がここに入会するずっと前の話。
小倉さんや塩田さんと仲の良かった若手主婦が、かなり年上の既婚男性と道ならぬ恋……いわゆる不倫関係となって。
挙句相手の奥さんが、大会会場に乱入してきて大騒動となった事件。
私には未知の領域で、当事者の顔も知らないのだけど、前代未聞の大騒動はチーム内で語り草となっていて、未だに飲み会などでちょくちょく話題に上る。
今日でちょうど十年目で、日付も曜日も同じだとはなんかすごい偶然。
日曜日は通常活動日ではないものの、この日はサークルの年末交流会が開催されるため、中心メンバーは朝九時に集合して準備。
私も早めに到着して、会場の設営や備品の準備に追われていた。
「カレンダー見て思い出したんだけど、あれってちょうど十年前の今日だったよね」
「そうだ、天皇誕生日で日曜日だったよね」
小倉さんと塩田さんが、準備しながら雑談していた。
「十年前に何があったのですか?」
私もそばにいたので、尋ねてみた。
「ほら、語り草になっているあれ……。奥さん乱入事件」
「乱入!」
そうそう、私がここに入会するずっと前の話。
小倉さんや塩田さんと仲の良かった若手主婦が、かなり年上の既婚男性と道ならぬ恋……いわゆる不倫関係となって。
挙句相手の奥さんが、大会会場に乱入してきて大騒動となった事件。
私には未知の領域で、当事者の顔も知らないのだけど、前代未聞の大騒動はチーム内で語り草となっていて、未だに飲み会などでちょくちょく話題に上る。
今日でちょうど十年目で、日付も曜日も同じだとはなんかすごい偶然。