鬼畜な兄と従順な妹
「ん……」
幸子は口を結んでもがいたが、俺は彼女の小さな頭を掴み、舌で口をこじ開けると、幸子の舌に俺の舌を絡めた。
数秒後、幸子に胸を押され、仕方なく解放してやると、幸子は涙目で俺を睨んだ。
「酷い……」
「初めてだったのか?」
と俺が聞くと、幸子は小さく頷いた。一瞬、可哀想だったかなと思ったが、最初の虐めとしては効果的だったわけで、俺は思わずニヤっとした。もちろん嬉しいとか、そういうのではなく。
「こういう事だ」
「嫌です」
へえー、案外気が強いんだな。まあ、拒むのは当然だが。しかし、そう簡単に許すわけないだろ?
「おまえが拒むなら……代わりにあの女を犯す」
「え?」
「”あの女”じゃわからないか? おまえのおふくろだよ。俺のおやじをたぶらかした、あの尻軽女さ」
「そ、そんな事をしたら、犯罪者になります」
「構わない。俺がどんなにあの女を憎んでるか、おまえにはわからないのか!」
幸子は呆然と俺を見ながら、大きな目から大粒の涙をこぼし始めた。そして俯くと、小さな声で、
「わかりました」
と言った、と思う。たぶん。
俺は乱暴にドアを開け、自分の部屋へ行ってベッドに倒れ込んだ。高ぶった心を、鎮めるために。
幸子は口を結んでもがいたが、俺は彼女の小さな頭を掴み、舌で口をこじ開けると、幸子の舌に俺の舌を絡めた。
数秒後、幸子に胸を押され、仕方なく解放してやると、幸子は涙目で俺を睨んだ。
「酷い……」
「初めてだったのか?」
と俺が聞くと、幸子は小さく頷いた。一瞬、可哀想だったかなと思ったが、最初の虐めとしては効果的だったわけで、俺は思わずニヤっとした。もちろん嬉しいとか、そういうのではなく。
「こういう事だ」
「嫌です」
へえー、案外気が強いんだな。まあ、拒むのは当然だが。しかし、そう簡単に許すわけないだろ?
「おまえが拒むなら……代わりにあの女を犯す」
「え?」
「”あの女”じゃわからないか? おまえのおふくろだよ。俺のおやじをたぶらかした、あの尻軽女さ」
「そ、そんな事をしたら、犯罪者になります」
「構わない。俺がどんなにあの女を憎んでるか、おまえにはわからないのか!」
幸子は呆然と俺を見ながら、大きな目から大粒の涙をこぼし始めた。そして俯くと、小さな声で、
「わかりました」
と言った、と思う。たぶん。
俺は乱暴にドアを開け、自分の部屋へ行ってベッドに倒れ込んだ。高ぶった心を、鎮めるために。