鬼畜な兄と従順な妹
湖の底 ~真一Side~
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夏休みのある日の事。
おやじさんと加代子さんは、早朝に二人で長野の避暑地に出掛けて行った。本来なら俺と幸子を含めた4人で行くところだが、俺と幸子は塾があるため留守番になったのだ。
朝食を済ませ、そろそろ幸子と塾へ出掛ける時刻なのだが、俺は朝からもやもやしていた。今夜は幸子が俺の部屋に忍んで来る日なのだが、それを想うと、夜まで待てない気持ちだった。
一日ぐらいなら、塾を休んでもいいんじゃないだろうか。おやじさんも加代子さんもいないのだし。
一度そう思ったら、俺はすっかりその気になってしまった。つまり、塾をサボって幸子を抱きたいと……
俺は幸子の部屋のドアを開けた。すると、幸子は着替え中だったらしく、下着姿になっていた。それを見た瞬間、俺の中で塾へ行くという選択肢は、完全に消えた。
「お兄ちゃんったら、部屋に入る時はちゃんとノックしてよね?」
とか言いながら、ハンガーに掛けられた服に手を伸ばす幸子を、俺は後ろから抱き締めた。
「ちょっと、お兄ちゃん……」
「幸子、俺、したくなっちゃった」
俺は幸子の耳元でそう言った。幸子の耳に息が掛かるように。幸子が、それに弱いのを知っているから。
「ダメだってば。これから塾に行くんだから。やめ、ん……」
振り向いた幸子の口を、すかさず俺の口で塞いだ。そして舌を差し込むと、幸子もそれに応えてくれ、たちまち幸子の口から、甘い吐息が漏れだすのだった。
夏休みのある日の事。
おやじさんと加代子さんは、早朝に二人で長野の避暑地に出掛けて行った。本来なら俺と幸子を含めた4人で行くところだが、俺と幸子は塾があるため留守番になったのだ。
朝食を済ませ、そろそろ幸子と塾へ出掛ける時刻なのだが、俺は朝からもやもやしていた。今夜は幸子が俺の部屋に忍んで来る日なのだが、それを想うと、夜まで待てない気持ちだった。
一日ぐらいなら、塾を休んでもいいんじゃないだろうか。おやじさんも加代子さんもいないのだし。
一度そう思ったら、俺はすっかりその気になってしまった。つまり、塾をサボって幸子を抱きたいと……
俺は幸子の部屋のドアを開けた。すると、幸子は着替え中だったらしく、下着姿になっていた。それを見た瞬間、俺の中で塾へ行くという選択肢は、完全に消えた。
「お兄ちゃんったら、部屋に入る時はちゃんとノックしてよね?」
とか言いながら、ハンガーに掛けられた服に手を伸ばす幸子を、俺は後ろから抱き締めた。
「ちょっと、お兄ちゃん……」
「幸子、俺、したくなっちゃった」
俺は幸子の耳元でそう言った。幸子の耳に息が掛かるように。幸子が、それに弱いのを知っているから。
「ダメだってば。これから塾に行くんだから。やめ、ん……」
振り向いた幸子の口を、すかさず俺の口で塞いだ。そして舌を差し込むと、幸子もそれに応えてくれ、たちまち幸子の口から、甘い吐息が漏れだすのだった。