異世界の巫女姫は、提督さんの『偽』婚約者!?
三番勝負⑦
やがて拍手が鳴り止むと、御姉様は壇上に上り、マイク片手に高らかに叫んだ。
「それでは!次は最終対決、剣道の……」
「待って下さい」
と、その声を遮ったのは大原さん。
「ど、どうした?」
「私、この勝負を降りたいと思います」
へ?という顔をしたのは、御姉様……と私だった。
勝負を降りるって……ええ!?何でよ?
あんなにヤル気満々だったのにぃ??
「………あ、あのそれは……一体どういうことで……」
恐る恐る、後ろから大原さんに問いかける。
すると彼女は、ぐるんとこちらに顔を向け、スッキリとした顔でいい放った。
「あなたを認めるということよ。鷹人の婚約者として」
「ふぇ?」
「鈍いのね。私よりもあなたの方が鷹人に相応しいと……そう言いましたのよ」
その大原さんの言葉に、会場は静まり返った。
ふと見ると、提督さんがガッツポーズで立ち上がろうとするのを少尉さんが必死で止めている姿が……。
うん、ガッツポーズはやめとこうね?
たぶんここ、良い場面だから!
「それでは!次は最終対決、剣道の……」
「待って下さい」
と、その声を遮ったのは大原さん。
「ど、どうした?」
「私、この勝負を降りたいと思います」
へ?という顔をしたのは、御姉様……と私だった。
勝負を降りるって……ええ!?何でよ?
あんなにヤル気満々だったのにぃ??
「………あ、あのそれは……一体どういうことで……」
恐る恐る、後ろから大原さんに問いかける。
すると彼女は、ぐるんとこちらに顔を向け、スッキリとした顔でいい放った。
「あなたを認めるということよ。鷹人の婚約者として」
「ふぇ?」
「鈍いのね。私よりもあなたの方が鷹人に相応しいと……そう言いましたのよ」
その大原さんの言葉に、会場は静まり返った。
ふと見ると、提督さんがガッツポーズで立ち上がろうとするのを少尉さんが必死で止めている姿が……。
うん、ガッツポーズはやめとこうね?
たぶんここ、良い場面だから!