異世界の巫女姫は、提督さんの『偽』婚約者!?
「それでは始めるぞ!」
御姉様の声が聞こえて、私は考えるのをやめた。
「じゃあ、行ってきますね」
「ああ、頑張れ」
提督さんに後押しされ、私は礼をし中央へ歩き出した。
出来るだけ派手に、ということなので、見た目が一番カッコいい『面』を繰り出していこう!と思っている。
興行とはいえ、これは真剣勝負。
大原さんも手を抜くことはないと思うし、私も久し振りに全力でやらせてもらいますよ!
「では……始めっ!」
主審の御姉様が叫び、
「やぁーーーー!!」
「イヤァーーー!!」
私と大原さんの気合いの叫びも響く。
そして、直後、私は仕掛けた。
「メーーーン!!」
私の上段からの速攻攻撃は綺麗に大原さんに入った。
とても、いい音を出して……。
「一本!!」
審判全員の旗が上がった。
あれ?大原さん……遅くね??
そういや、この世界というか那由多の剣道レベルってどのくらいか知らないわ。
指導者の数も少ないんだったら……そんなに高くないのかもね。
それなら!!あれ、試せるかもしれない!
めちゃくちゃカッコいい技、その名も『面返し胴』。
奏太相手じゃ一度も使えなかった技だ。
力も早さも桁が違う奏太に、私はまるで敵わなかったからなぁ。
あの一度も勝てなかった悔しい日々!
それをカッコ良く払拭する日が、ついにやってきたのだ!!
御姉様の声が聞こえて、私は考えるのをやめた。
「じゃあ、行ってきますね」
「ああ、頑張れ」
提督さんに後押しされ、私は礼をし中央へ歩き出した。
出来るだけ派手に、ということなので、見た目が一番カッコいい『面』を繰り出していこう!と思っている。
興行とはいえ、これは真剣勝負。
大原さんも手を抜くことはないと思うし、私も久し振りに全力でやらせてもらいますよ!
「では……始めっ!」
主審の御姉様が叫び、
「やぁーーーー!!」
「イヤァーーー!!」
私と大原さんの気合いの叫びも響く。
そして、直後、私は仕掛けた。
「メーーーン!!」
私の上段からの速攻攻撃は綺麗に大原さんに入った。
とても、いい音を出して……。
「一本!!」
審判全員の旗が上がった。
あれ?大原さん……遅くね??
そういや、この世界というか那由多の剣道レベルってどのくらいか知らないわ。
指導者の数も少ないんだったら……そんなに高くないのかもね。
それなら!!あれ、試せるかもしれない!
めちゃくちゃカッコいい技、その名も『面返し胴』。
奏太相手じゃ一度も使えなかった技だ。
力も早さも桁が違う奏太に、私はまるで敵わなかったからなぁ。
あの一度も勝てなかった悔しい日々!
それをカッコ良く払拭する日が、ついにやってきたのだ!!