異世界の巫女姫は、提督さんの『偽』婚約者!?
丸投げしよう、そうしよう!
「君は誰なんだ??」
……………………。
え…………………。
さて、御姉様。
それはどういった答えをお求めなのでしょうか!?
当然答えられるはずもない私は、ぐっと息を飲む。
そんな私の前で、御姉様はさっき言った言葉の説明をし始めた。
「この間保育ルームで、ピアノを弾く君を見た。良く子供達に童謡を弾いてやっていただろ?だから弾けるのは勿論知ってたよ。ただな、あれほどの腕前だとは思わなかった。そして今日のあの演奏……凄まじかった……」
と、ここまで一気に捲し立てた御姉様。
漸く息を吸うことを思い出したのか、肺を大きく含ませ、一息つくと、また同じように捲し立てる。
「ハッキリ言って、すずな嬢のピアノは聞けたもんじゃなかった。そのすずな嬢が、いきなりあのレベルになることは考えにくい。ということは、だ。
別人、というのが一番理にかなっているんだよ」
あわわわわ。
いきなり確信ついてくるよ、この人。
目を泳がせた私に、更にまた御姉様の攻撃が始まる。
「そう私が考えたのはな?実はそれだけの理由ではないんだ」
得意気に胸を張る御姉様。
そして、背中に冷や汗をかく私。
「君の演奏は、ニーベルングの巫女と非常に酷似している」
……………………。
え…………………。
さて、御姉様。
それはどういった答えをお求めなのでしょうか!?
当然答えられるはずもない私は、ぐっと息を飲む。
そんな私の前で、御姉様はさっき言った言葉の説明をし始めた。
「この間保育ルームで、ピアノを弾く君を見た。良く子供達に童謡を弾いてやっていただろ?だから弾けるのは勿論知ってたよ。ただな、あれほどの腕前だとは思わなかった。そして今日のあの演奏……凄まじかった……」
と、ここまで一気に捲し立てた御姉様。
漸く息を吸うことを思い出したのか、肺を大きく含ませ、一息つくと、また同じように捲し立てる。
「ハッキリ言って、すずな嬢のピアノは聞けたもんじゃなかった。そのすずな嬢が、いきなりあのレベルになることは考えにくい。ということは、だ。
別人、というのが一番理にかなっているんだよ」
あわわわわ。
いきなり確信ついてくるよ、この人。
目を泳がせた私に、更にまた御姉様の攻撃が始まる。
「そう私が考えたのはな?実はそれだけの理由ではないんだ」
得意気に胸を張る御姉様。
そして、背中に冷や汗をかく私。
「君の演奏は、ニーベルングの巫女と非常に酷似している」