異世界の巫女姫は、提督さんの『偽』婚約者!?
『これは、ひょっとして私の願望ではないのかな?』
ふと、そんな思考が頭を過った。
でも、そうすると私は提督さんに気付いてもらいたいの?
本当の自分「桜庭セリ」として、見て貰いたいのかな?
心の底で……もしかしたらそんな思いが………………。
一度クリアになった思考が、また霧に覆われるように見えなくなった。
この感覚は知っている。
また脳が眠りに落ちようとしているんだ。
そして、深い眠りの谷に引き摺られるように私は落ち、提督さんの声も全く聞こえなくなった。
それから私が目を覚ましたのは、午後8時。
部屋に帰ってきたのが5時だったから軽く3時間は寝ている。
隣にはいつの間にか提督さんがいて、私を腕枕しながら寝息をたてていた。
あれ?なんか夢を見ていたような。
と思ったけど、どんなに思い出そうとしても思い出せない。
ただ、不思議とフワフワ幸せな気持ちだけが残っていて、それが私の心を浮き立たせた。
「ま、いいか……」
そう小さく呟いて、体を曲げる。
隣で深い眠りにつく、提督さんの寝息を数えながら私もまた惰眠を貪ることにした。
ふと、そんな思考が頭を過った。
でも、そうすると私は提督さんに気付いてもらいたいの?
本当の自分「桜庭セリ」として、見て貰いたいのかな?
心の底で……もしかしたらそんな思いが………………。
一度クリアになった思考が、また霧に覆われるように見えなくなった。
この感覚は知っている。
また脳が眠りに落ちようとしているんだ。
そして、深い眠りの谷に引き摺られるように私は落ち、提督さんの声も全く聞こえなくなった。
それから私が目を覚ましたのは、午後8時。
部屋に帰ってきたのが5時だったから軽く3時間は寝ている。
隣にはいつの間にか提督さんがいて、私を腕枕しながら寝息をたてていた。
あれ?なんか夢を見ていたような。
と思ったけど、どんなに思い出そうとしても思い出せない。
ただ、不思議とフワフワ幸せな気持ちだけが残っていて、それが私の心を浮き立たせた。
「ま、いいか……」
そう小さく呟いて、体を曲げる。
隣で深い眠りにつく、提督さんの寝息を数えながら私もまた惰眠を貪ることにした。