異世界の巫女姫は、提督さんの『偽』婚約者!?
「どのみちこのままじゃ、船は損傷を受けて沈没する……何とか、話が出来たら……」
フレディの瞳が悲しそうに揺れた。
沈没する……?
提督さんの船が………?
少尉さんも、御姉様も、大原さんも。
子供達も、ママさん達も、みんなみんな。
いなくなっちゃう……そんなのやだ!
「フレディ、援護して?もう少し近くまで行く」
「いいの?セリ?」
いいも何も!!
よくよく考えてみたら、みんながヤバイってことは私もヤバイじゃない??
死にたくなかったら動くしかない、てこと!
「うん!さぁ、行くよー!」
と、私はフレディの後ろからさっと出て、甲板の縁まで走った。
その後ろをフレディが銃を構えつつ付いてくる。
タコ足は海上に出てるのは三本で、それが不規則にしなったり、たわんだりし、私はその中を器用に潜り抜けた。
《ふぇぇぇぇーーん……………》
「ねえ、どうしたのーー??」
縁に仁王立ちし、海へ向かって大声で叫ぶ。
大声といっても、この広い海上ではタコに聞こえるかどうかはわからない。
念のため、テレパシーっぽいのを試してみるかな?と思った時、なんとタコから反応があった。
フレディの瞳が悲しそうに揺れた。
沈没する……?
提督さんの船が………?
少尉さんも、御姉様も、大原さんも。
子供達も、ママさん達も、みんなみんな。
いなくなっちゃう……そんなのやだ!
「フレディ、援護して?もう少し近くまで行く」
「いいの?セリ?」
いいも何も!!
よくよく考えてみたら、みんながヤバイってことは私もヤバイじゃない??
死にたくなかったら動くしかない、てこと!
「うん!さぁ、行くよー!」
と、私はフレディの後ろからさっと出て、甲板の縁まで走った。
その後ろをフレディが銃を構えつつ付いてくる。
タコ足は海上に出てるのは三本で、それが不規則にしなったり、たわんだりし、私はその中を器用に潜り抜けた。
《ふぇぇぇぇーーん……………》
「ねえ、どうしたのーー??」
縁に仁王立ちし、海へ向かって大声で叫ぶ。
大声といっても、この広い海上ではタコに聞こえるかどうかはわからない。
念のため、テレパシーっぽいのを試してみるかな?と思った時、なんとタコから反応があった。