異世界の巫女姫は、提督さんの『偽』婚約者!?
提督さんVSフレディ!?
このフレディの言葉に驚いたのは提督さんだけではない。
狼狽えた提督さんの横で、私は顎が外れるくらい驚いていた。
今なんて言った??
最も必要な力?だと!?
このお気楽な海洋生物とのおしゃべり能力がぁ!?
何かの冗談でしょ?と2人の顔色を伺うと………。
フレディは何故かふんぞり返り、提督さんは口に手を当てて目を見開いている。
「あの、この能力、そんなにいいもの?」
堪らず聞いてしまった!
桔梗さんのように、天候とか操れる方が強力だと思うよ?
と、続けて問うと、フレディは首を振り言った。
「今この世界の最大の脅威は何か知ってるかい?食料問題、人口減少問題、いろいろ問題は山積みだ。だけどね、それよりも大変なことがある」
「大変なこと?」
「海獣だよ。これがいることで、ずっと私達は怯えながら暮らさなくてはならなかったんだ。オーマの力も役に立たない。天候を操って嵐を起こしても、結局船が損傷するだけ。海獣には効果なしだった」
一気に捲し立てると、フレディはやっと息を吸った。
あまりに早口で、良くわからなかったんだけど?
肝心の私の能力がどう必要なのかを言ってない気がするよ?
「で、私の能力が必要なわけは?」
「鈍いなぁ、セリは。それで良く巫女なんて出来たよね?」
何ですって!?
鈍感なのと巫女の能力は関係ございません!
と、憤慨する私の隣では、更に憤慨する般若がいた。
狼狽えた提督さんの横で、私は顎が外れるくらい驚いていた。
今なんて言った??
最も必要な力?だと!?
このお気楽な海洋生物とのおしゃべり能力がぁ!?
何かの冗談でしょ?と2人の顔色を伺うと………。
フレディは何故かふんぞり返り、提督さんは口に手を当てて目を見開いている。
「あの、この能力、そんなにいいもの?」
堪らず聞いてしまった!
桔梗さんのように、天候とか操れる方が強力だと思うよ?
と、続けて問うと、フレディは首を振り言った。
「今この世界の最大の脅威は何か知ってるかい?食料問題、人口減少問題、いろいろ問題は山積みだ。だけどね、それよりも大変なことがある」
「大変なこと?」
「海獣だよ。これがいることで、ずっと私達は怯えながら暮らさなくてはならなかったんだ。オーマの力も役に立たない。天候を操って嵐を起こしても、結局船が損傷するだけ。海獣には効果なしだった」
一気に捲し立てると、フレディはやっと息を吸った。
あまりに早口で、良くわからなかったんだけど?
肝心の私の能力がどう必要なのかを言ってない気がするよ?
「で、私の能力が必要なわけは?」
「鈍いなぁ、セリは。それで良く巫女なんて出来たよね?」
何ですって!?
鈍感なのと巫女の能力は関係ございません!
と、憤慨する私の隣では、更に憤慨する般若がいた。