異世界の巫女姫は、提督さんの『偽』婚約者!?
隅で、もぞもぞしていたフレディが、ハッとしてこちらを見た。
正座に慣れてないフレディは、もう足が限界らしい。
「……えと、最初から?最初にここでセリに会ったときから……鷹人、足崩していい?」
「駄目だ。崩したら簀巻きにして海に放り込む」
フレディの顔が面白いくらい青ざめた。
次に提督さんは私に目を移す。
フレディに恐ろしい事を言ったわりには、目が優しい。
いや、ほんとはこれでめちゃくちゃ怒ってるのかもしれない!
油断はしないでおこう。
「どうして黙ってたのかは、フレディの入れ知恵だな」
私はうんうんと素直に頷いた。
だってー間違ってないもーん。
フレディが『ちょっと、セリそんな!』と小さく言ったけど、提督さんの睨みに吹き飛ばされた。
「そのことについて言及はしない。それを利用したのはオレも同じだからな」
「へ?同じ………って?」
「すずなじゃないことは知っていた」
「えっ!…………えっ?えーーー!?」
私も、正座のフレディもこの爆弾発言には言葉を失った。
だって、鈍感を絵に書いたような提督さんが、まさか気付いてたなんて。
ちゃんとすずなって呼んでたし、それに知ってて黙ってる必要ある??
婚約者でもない女と、かれこれ1ヶ月以上一緒に寝てたんですよ!?
あ、いかがわしいことは、何もしてないんですけど………。
でも、でも!
提督さん、ふしだらです!!
正座に慣れてないフレディは、もう足が限界らしい。
「……えと、最初から?最初にここでセリに会ったときから……鷹人、足崩していい?」
「駄目だ。崩したら簀巻きにして海に放り込む」
フレディの顔が面白いくらい青ざめた。
次に提督さんは私に目を移す。
フレディに恐ろしい事を言ったわりには、目が優しい。
いや、ほんとはこれでめちゃくちゃ怒ってるのかもしれない!
油断はしないでおこう。
「どうして黙ってたのかは、フレディの入れ知恵だな」
私はうんうんと素直に頷いた。
だってー間違ってないもーん。
フレディが『ちょっと、セリそんな!』と小さく言ったけど、提督さんの睨みに吹き飛ばされた。
「そのことについて言及はしない。それを利用したのはオレも同じだからな」
「へ?同じ………って?」
「すずなじゃないことは知っていた」
「えっ!…………えっ?えーーー!?」
私も、正座のフレディもこの爆弾発言には言葉を失った。
だって、鈍感を絵に書いたような提督さんが、まさか気付いてたなんて。
ちゃんとすずなって呼んでたし、それに知ってて黙ってる必要ある??
婚約者でもない女と、かれこれ1ヶ月以上一緒に寝てたんですよ!?
あ、いかがわしいことは、何もしてないんですけど………。
でも、でも!
提督さん、ふしだらです!!