異世界の巫女姫は、提督さんの『偽』婚約者!?
「どうして黙ってたんですか!?ちゃんと説明してください!そりゃあ、私の方が悪いのはわかっています!でも……私、提督さんは婚約者の……すずなお嬢様への一途な愛を持っている人だって……素敵な人だなって……そう思っていたのにーーー!!!」
涙目になった私に、提督さんは動揺して立ち上がった。
テーブルがガタンと揺れ、椅子が倒れる。
でもそんなこと気にする様子もなく、提督さんは回り込んで私の横に両膝をついた。
「悪い、泣かないでくれ。頼む。ちゃんと説明する、な?」
ぐすっ。
「セリ?」
私の機嫌を伺うように覗き込む提督さん。
「聞きます。でも、納得いかない答えだったら怒りますよ」
「ああ、その時は好きなだけ殴るといい」
殴ったりはしません。詰ったりはするかもですが。
両膝をついたまま、提督さんは私の手を取る。
そして、昔のことを思い出すかのように話始めた。
「セリがすずなとは違うと気付いたのは、今思えば最初のベッドの中だと思う」
あの……いきなり何を仰る?
あなた、今!ここで!フレディもいるのに、私の黒歴史を語ろうというのかーー!
「て、提督さ……」
「最後まで聞いてくれ!!」
ちょっと、何の修行?
私、何に試されてるの??
涙目になった私に、提督さんは動揺して立ち上がった。
テーブルがガタンと揺れ、椅子が倒れる。
でもそんなこと気にする様子もなく、提督さんは回り込んで私の横に両膝をついた。
「悪い、泣かないでくれ。頼む。ちゃんと説明する、な?」
ぐすっ。
「セリ?」
私の機嫌を伺うように覗き込む提督さん。
「聞きます。でも、納得いかない答えだったら怒りますよ」
「ああ、その時は好きなだけ殴るといい」
殴ったりはしません。詰ったりはするかもですが。
両膝をついたまま、提督さんは私の手を取る。
そして、昔のことを思い出すかのように話始めた。
「セリがすずなとは違うと気付いたのは、今思えば最初のベッドの中だと思う」
あの……いきなり何を仰る?
あなた、今!ここで!フレディもいるのに、私の黒歴史を語ろうというのかーー!
「て、提督さ……」
「最後まで聞いてくれ!!」
ちょっと、何の修行?
私、何に試されてるの??