異世界の巫女姫は、提督さんの『偽』婚約者!?
戦艦医は巫女がお好きなようです
フレディの豹変ぶりに心臓をバクバクさせたまま、私と少尉さんは診療所と同じ階にある彼の部屋にやって来た。
外のプレートには『医局長室』と書いている。
医局長って……相当偉いのでは!?
私はプレートを二度見した。
……間違いであって欲しかったけど、プレートには医局長室とハッキリ書いてあった。
中には大きな机と立派な椅子、簡易的な応接セットがある。
その大きな机の上には人事の資料のようなものが散乱し、分厚い本がたくさん積まれていた。
《日本の巫女装束の歴史》
《巫女信仰とシャーマニズム》
《巫女と出逢ったら》
《異世界にやってきたら巫女として崇められました》
……あれ?何だか変なものも混じってない??
ま、いいや、突っ込むのもめんどくさいし無視しよう。
「さて、とりあえず……」
と言ってフレディは、霧吹きのようなものを私の肩に吹き掛けた。
「殺菌!消臭!消毒!」
あー、はいはい、そういうことねー。
ツーンとする匂いがするけど、我慢します。
だって、気持ち悪かったもん。
殺菌!殺菌!
「それで、あの気持ち悪い人はなんですか??」
ゴキブリを見たような顔をした私に、フレディは軽く舌打ちをしながら説明してくれた。
「クソ女の浮気相手の一人ですよ。医者の1人なんだけどね……今度違う船に移動させてやろうかと思ってて」
と、机の上の資料を見た。
「へ?違う船に移動??そんなこと出来るの?」
そんなホイホイ違う船に移動出来るんだろうか?
まるで転勤みたいじゃない?
「私はこう見えて、そのくらいの人事権は持ってるんだよ?この際だからあのクソ女と関係があった男どもは根こそぎ排除しようと画策中です!」
排除!?怖い!
フレディはとても悪い顔をしているっ!
「それって何人くらい?」
興味本位で聞いてみたけど、聞かなきゃ良かったと後から思った。
外のプレートには『医局長室』と書いている。
医局長って……相当偉いのでは!?
私はプレートを二度見した。
……間違いであって欲しかったけど、プレートには医局長室とハッキリ書いてあった。
中には大きな机と立派な椅子、簡易的な応接セットがある。
その大きな机の上には人事の資料のようなものが散乱し、分厚い本がたくさん積まれていた。
《日本の巫女装束の歴史》
《巫女信仰とシャーマニズム》
《巫女と出逢ったら》
《異世界にやってきたら巫女として崇められました》
……あれ?何だか変なものも混じってない??
ま、いいや、突っ込むのもめんどくさいし無視しよう。
「さて、とりあえず……」
と言ってフレディは、霧吹きのようなものを私の肩に吹き掛けた。
「殺菌!消臭!消毒!」
あー、はいはい、そういうことねー。
ツーンとする匂いがするけど、我慢します。
だって、気持ち悪かったもん。
殺菌!殺菌!
「それで、あの気持ち悪い人はなんですか??」
ゴキブリを見たような顔をした私に、フレディは軽く舌打ちをしながら説明してくれた。
「クソ女の浮気相手の一人ですよ。医者の1人なんだけどね……今度違う船に移動させてやろうかと思ってて」
と、机の上の資料を見た。
「へ?違う船に移動??そんなこと出来るの?」
そんなホイホイ違う船に移動出来るんだろうか?
まるで転勤みたいじゃない?
「私はこう見えて、そのくらいの人事権は持ってるんだよ?この際だからあのクソ女と関係があった男どもは根こそぎ排除しようと画策中です!」
排除!?怖い!
フレディはとても悪い顔をしているっ!
「それって何人くらい?」
興味本位で聞いてみたけど、聞かなきゃ良かったと後から思った。