異世界の巫女姫は、提督さんの『偽』婚約者!?
アイスと私と提督さん
学園を出てから、私と提督さんは外食フロアの休憩所のベンチに腰かけた。
「どうしました?お仕事早く終わったんですか?」
少尉さんじゃなくて提督さんが来たことに動揺していた私は、それを隠そうとして慌てて聞いた。
何で来たの!?っていう感じにとられたかな?
決してそうじゃないんだけど、やっぱり少尉さんと提督さんなら、少尉さんの方が気が休まる……ごめん!
「……いや、仕事ぶりが気になってな……」
「あー、ごめんなさい。心配ですよね……なんかやらかさないか……」
「そういうんじゃなくて、うん、見たかったんだ。働きぶりを」
働きぶりを……ねぇ?
いやいや、違うでしょ?
御姉様に迷惑かけないか見にきたんでしょー?
このうっかりな私の監視ですね!
提督さんは、長い足を組み両腕を縁にかけ、ただ座ってるだけなのにとても絵になっている。
それに比べて、隣のお子ちゃま女子高生ときたら!
例えるなら、精悍なシベリアンハスキーの隣にころっころの豆柴が座ってるようなものかな?
いや、それは豆柴に失礼だ!
ごめんよ、豆柴………。
「おい?どうかしたか?」
私が豆柴に謝罪してると、提督さんが突然、どアップで覗き込んできた。
「ふぉっ!いえ、何でもないです!」
「ふーん……なぁ?」
「はい?」
「アイス食うか?」
はい??
と、首を傾げると、提督さんがチラリと視線を移した先にカラフルな屋根の可愛い小さなお店が見えた。
アイスクリーム屋さん!?
この世界にもアイス屋さんが!?
なんて、素晴らしいんでしょうっ!
食うか?って?もちろん食いますとも!
「どうしました?お仕事早く終わったんですか?」
少尉さんじゃなくて提督さんが来たことに動揺していた私は、それを隠そうとして慌てて聞いた。
何で来たの!?っていう感じにとられたかな?
決してそうじゃないんだけど、やっぱり少尉さんと提督さんなら、少尉さんの方が気が休まる……ごめん!
「……いや、仕事ぶりが気になってな……」
「あー、ごめんなさい。心配ですよね……なんかやらかさないか……」
「そういうんじゃなくて、うん、見たかったんだ。働きぶりを」
働きぶりを……ねぇ?
いやいや、違うでしょ?
御姉様に迷惑かけないか見にきたんでしょー?
このうっかりな私の監視ですね!
提督さんは、長い足を組み両腕を縁にかけ、ただ座ってるだけなのにとても絵になっている。
それに比べて、隣のお子ちゃま女子高生ときたら!
例えるなら、精悍なシベリアンハスキーの隣にころっころの豆柴が座ってるようなものかな?
いや、それは豆柴に失礼だ!
ごめんよ、豆柴………。
「おい?どうかしたか?」
私が豆柴に謝罪してると、提督さんが突然、どアップで覗き込んできた。
「ふぉっ!いえ、何でもないです!」
「ふーん……なぁ?」
「はい?」
「アイス食うか?」
はい??
と、首を傾げると、提督さんがチラリと視線を移した先にカラフルな屋根の可愛い小さなお店が見えた。
アイスクリーム屋さん!?
この世界にもアイス屋さんが!?
なんて、素晴らしいんでしょうっ!
食うか?って?もちろん食いますとも!