異世界の巫女姫は、提督さんの『偽』婚約者!?
保護者の皆さんと私
それから楸学園のオールマイティー助っ人(扱いは用務員さん)として、私は随分と重宝されるようになった。
ありがたいことだけど、まだ他の先生方からの当たりはきつく、影でなにやらこそこそ言われることもある。
そんなときは大体、御姉様が助けてくれるんだけど、これ本気でなんとかしないと居心地悪くてしょうがない。
だけど、落ちた信用を(私が落としたわけじゃないけども!)取り戻すのは簡単じゃなくて。
少しづつでも、良い行いで取り戻して行かないとなぁ。
気が重い……。
うぅ、がんばろ………。
「すずなお姉さんおはようっ!!」
元気な声に振り返ると、保育ルームにりょうくんがやって来たところだった。
登校時間は家庭の事情によって違うけど、朝の仕込みがあるりょうくんの家は、基本来るのが早い。
「おはよう!りょうくん!!」
「百瀬さん、おはようございます。今日もよろしくね」
そう言って朗らかに挨拶をしてくれるのは、りょうくんママ。
私がビッチだとわかってても(違うけど!!)変わらず接してくれる心の優しい人だ。
客商売だからかもしれないけど、人と話すのが仕事の彼女は、素早く人の本質を見抜くのが早い。
と、御姉様が言っていた。
なるほど、勉強になります。
「おはようございます、宮川さん!りょうくんをお預りしますね!」
そう言ってりょうくんを中に招き入れ、自分も後を追おうとすると、りょうくんママが慌てて声をかけてきた。
「あ、待って!これ……はい!」
「え?何ですか?」
りょうくんママは二枚の紙切れを渡してきた。
それには「割引券20%オフ」とかかれており、私はすぐにそれが魔法のチケットであると確信した!!
ありがたいことだけど、まだ他の先生方からの当たりはきつく、影でなにやらこそこそ言われることもある。
そんなときは大体、御姉様が助けてくれるんだけど、これ本気でなんとかしないと居心地悪くてしょうがない。
だけど、落ちた信用を(私が落としたわけじゃないけども!)取り戻すのは簡単じゃなくて。
少しづつでも、良い行いで取り戻して行かないとなぁ。
気が重い……。
うぅ、がんばろ………。
「すずなお姉さんおはようっ!!」
元気な声に振り返ると、保育ルームにりょうくんがやって来たところだった。
登校時間は家庭の事情によって違うけど、朝の仕込みがあるりょうくんの家は、基本来るのが早い。
「おはよう!りょうくん!!」
「百瀬さん、おはようございます。今日もよろしくね」
そう言って朗らかに挨拶をしてくれるのは、りょうくんママ。
私がビッチだとわかってても(違うけど!!)変わらず接してくれる心の優しい人だ。
客商売だからかもしれないけど、人と話すのが仕事の彼女は、素早く人の本質を見抜くのが早い。
と、御姉様が言っていた。
なるほど、勉強になります。
「おはようございます、宮川さん!りょうくんをお預りしますね!」
そう言ってりょうくんを中に招き入れ、自分も後を追おうとすると、りょうくんママが慌てて声をかけてきた。
「あ、待って!これ……はい!」
「え?何ですか?」
りょうくんママは二枚の紙切れを渡してきた。
それには「割引券20%オフ」とかかれており、私はすぐにそれが魔法のチケットであると確信した!!