異世界の巫女姫は、提督さんの『偽』婚約者!?
「そうだ、今日のクッキーのお礼に子供達に何かお菓子を買いましょうか」
「えっ!!そんな、いいんですか!?子供達は喜ぶと思いますけど」
「ははっ!もちろんいいに決まってます!何にしようかな?そうだな、キャンディはどうでしょうか?」
少尉さんは、さらさら揺れる髪を無造作に掻き上げながら目を細める。
その王子然とした様子に、真横にいた私も通りすがりのおばちゃんも一様に胸を貫かれた。
ズッキューンです!!
「キ、キャンディ!はい!キャンディ!良いと思います」
「良かった!では行きましょう!」
クスクス笑う少尉さんは、私の腕を取ってゆっくりと歩き出した。
そして、ほどなく商業フロアのお菓子やさんに着き、その店内の内装に私は度肝を抜かれる。
島の駄菓子屋さんを想像してたのだけど……。
目の前にあったのは、まるで海外のお洒落な雑貨屋さんみたいな店内だったのだ。
戦艦島那由多!ナメてた!
今更なんだけど、どのフロアも日本的な雰囲気と、洋風な雰囲気がかなり混じっている。
なんでだろう??
それを、そのまま少尉さんに伝えると、彼女はうんうんと頷きながら優しく答えてくれた。
「混じったような雰囲気に感じるのは、この戦艦島の設計者と内装デザイナーが北欧の人だからです」
「北欧?ノルウェーとかスウェーデンとか?」
「そうですね。だから名前も最初はラグナログだったんですよ。でも、やはり日本の船なのでそれらしくわかるように改名したのです。それで那由多に」
ラグナロクって「神々の黄昏」っていう意味でしょ?
単にゲームとかに出てくる何かかと思ってた。
へぇ、北欧の言葉だったんだ。
「船の建造に当たって、恥ずかしながら日本はそれほどの技術を持っていなかったのです。特に客船などはね。それでその分野の第一人者、ニール・トワイライト氏を招いて全てを任せたのです」
「ニール・トワイライト?」
「ええ、彼がこの那由多を設計してデザインもしました」
ふーん、トワイライト氏がおしゃれさんだったのか……。
「えっ!!そんな、いいんですか!?子供達は喜ぶと思いますけど」
「ははっ!もちろんいいに決まってます!何にしようかな?そうだな、キャンディはどうでしょうか?」
少尉さんは、さらさら揺れる髪を無造作に掻き上げながら目を細める。
その王子然とした様子に、真横にいた私も通りすがりのおばちゃんも一様に胸を貫かれた。
ズッキューンです!!
「キ、キャンディ!はい!キャンディ!良いと思います」
「良かった!では行きましょう!」
クスクス笑う少尉さんは、私の腕を取ってゆっくりと歩き出した。
そして、ほどなく商業フロアのお菓子やさんに着き、その店内の内装に私は度肝を抜かれる。
島の駄菓子屋さんを想像してたのだけど……。
目の前にあったのは、まるで海外のお洒落な雑貨屋さんみたいな店内だったのだ。
戦艦島那由多!ナメてた!
今更なんだけど、どのフロアも日本的な雰囲気と、洋風な雰囲気がかなり混じっている。
なんでだろう??
それを、そのまま少尉さんに伝えると、彼女はうんうんと頷きながら優しく答えてくれた。
「混じったような雰囲気に感じるのは、この戦艦島の設計者と内装デザイナーが北欧の人だからです」
「北欧?ノルウェーとかスウェーデンとか?」
「そうですね。だから名前も最初はラグナログだったんですよ。でも、やはり日本の船なのでそれらしくわかるように改名したのです。それで那由多に」
ラグナロクって「神々の黄昏」っていう意味でしょ?
単にゲームとかに出てくる何かかと思ってた。
へぇ、北欧の言葉だったんだ。
「船の建造に当たって、恥ずかしながら日本はそれほどの技術を持っていなかったのです。特に客船などはね。それでその分野の第一人者、ニール・トワイライト氏を招いて全てを任せたのです」
「ニール・トワイライト?」
「ええ、彼がこの那由多を設計してデザインもしました」
ふーん、トワイライト氏がおしゃれさんだったのか……。