異世界の巫女姫は、提督さんの『偽』婚約者!?
けりをつけましょう!!
「本当に愛してるなら、あなたの言うことを聞いてちゃんと私との婚約を破棄するんじゃないでしょうか?提督さんは、言葉は足りませんが誠実な方だと思いますよ?」
ふふん、どうです?正論じゃないですか?
「鷹人は照れ屋だもの。付き合ってた時も、私の目すら見なかったのよ?」
……おかしくね?それ、ほんとに付き合ってました?
と、そんなことは恐ろしくてとても口に出せなかった!
勢いを増した大原さんは、更に距離を詰め、豊満な胸でズンと私を押す。
「とにかく!言ってくださるの?下さらないの!?」
イラッ。
「鷹人を返して下さるわよね?」
イライラッ。
「言いません!!そもそも、提督さんは物ではありませんから、返す返さないっていうのはおかしいと思います!」
大原さんは突然の反撃に驚いたのか、ふらっとよろけた。
あぶないっ!
咄嗟に私は手を差しのべる。
しかし、その手は思い切りはね除けられ、大原さんは恐ろしい顔で叫んだのだ。
「なら、勝負ね!あなたと私でけりをつけましょう!」
「は?」
勝負!?
何で私が??
これは大原さんと提督さんの問題であって、私、ほとんど部外者ですけど?
無言でブンブン顔を横に振る私を見て、大原さんはもう勝ち誇ったような顔をしている。
その時だ。
「面白いっっ!!」
バァンとまた激しく扉が開き、御姉様が入ってきた。
……なんで登場の仕方がみんな同じなの!?
「文化祭の出し物がいつもありきたりでね。何か手に汗握る出し物がないものかと思ってたんだ」
……何言ってるんです?
「君たちの痴話喧嘩……いや、鷹人を巡る真剣勝負、これを出し物にしよう!」
イヤですよ!!
御姉様!?なんて楽しそうな顔してるんですかー!
経費が経費がって言ってたけど、ひょっとして興業としてお金取ろうなんて思ってないでしょうねぇ!?
ふふん、どうです?正論じゃないですか?
「鷹人は照れ屋だもの。付き合ってた時も、私の目すら見なかったのよ?」
……おかしくね?それ、ほんとに付き合ってました?
と、そんなことは恐ろしくてとても口に出せなかった!
勢いを増した大原さんは、更に距離を詰め、豊満な胸でズンと私を押す。
「とにかく!言ってくださるの?下さらないの!?」
イラッ。
「鷹人を返して下さるわよね?」
イライラッ。
「言いません!!そもそも、提督さんは物ではありませんから、返す返さないっていうのはおかしいと思います!」
大原さんは突然の反撃に驚いたのか、ふらっとよろけた。
あぶないっ!
咄嗟に私は手を差しのべる。
しかし、その手は思い切りはね除けられ、大原さんは恐ろしい顔で叫んだのだ。
「なら、勝負ね!あなたと私でけりをつけましょう!」
「は?」
勝負!?
何で私が??
これは大原さんと提督さんの問題であって、私、ほとんど部外者ですけど?
無言でブンブン顔を横に振る私を見て、大原さんはもう勝ち誇ったような顔をしている。
その時だ。
「面白いっっ!!」
バァンとまた激しく扉が開き、御姉様が入ってきた。
……なんで登場の仕方がみんな同じなの!?
「文化祭の出し物がいつもありきたりでね。何か手に汗握る出し物がないものかと思ってたんだ」
……何言ってるんです?
「君たちの痴話喧嘩……いや、鷹人を巡る真剣勝負、これを出し物にしよう!」
イヤですよ!!
御姉様!?なんて楽しそうな顔してるんですかー!
経費が経費がって言ってたけど、ひょっとして興業としてお金取ろうなんて思ってないでしょうねぇ!?