「Last note」特性を持つ者へ〜5
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その後、紫音のお葬式が行われ、短い間一緒に過ごした仲間と"Prediction"のさつきさんも見守る中、きちんと供養してあげる事が出来た。

そしてその3ヶ月後…。
俺もずっと行けていなかった母さんの墓参りに訪れていた。

「母さん、奥さんと孫が会いに来てくれたよ。
長い間、来てあげれなくてごめんね…。」

母さんが好きだったアネモネの花を飾り、線香をあげて手を合わせると、ふわりと肩に何か暖かいものを感じた。

「お義母さん、寂しかったのね。やっぱりお墓参りはちゃんと行かなくちゃね。」

「そうゆう事だね。レナさん、俺昔母さんの事嫌いだったって話したろ?」

「うん。でも、好きだから嫌いになったんでしょ?本当は。つまり好きって事。」

レナさんに代弁されて、俺は少し困ったように笑顔を見せた…。
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