「Last note」特性を持つ者へ〜5
「あれ?青山とレナさんか?」

振り向くと烏丸がいた。

「え、紫音のお墓もここなの?」
「せやで。なんやお前とは縁あんな。嫌やけど。」

烏丸はそう言うと、俺達の真裏にあるお墓に手を合わせたので、俺達も一緒になって合わせた。

「烏丸はいい兄ちゃんだったな。」

「死んだと思ってた紫音が生きてて…ちょっとでもまた一緒に過ごせたからえーねん。せや、俺今日からCSSに移動したからな!」

「やっと来たか。歓迎するよ!」

ーーーーー

CSSに烏丸と戻ると、難波さんが俺の肩を抱いてきた。

「青山!一件落着だな!Leafのカツサンドを食いたい!ランチにいくぞ!」

「え?!俺帰ってきたとこなのにー!」
「烏丸も一緒に行こう!」
「え?俺もっすか?!」

「3人ほんと仲良くなりましたねぇ。行ってらっしゃーい!」

矢崎さんはお茶を飲みながら、嬉しそうに手を振って俺たちを見送ってくれた。
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