「Last note」特性を持つ者へ〜5
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ーカランカラン…

「おーCSS3人組来たか!」
「いらっしゃいませー!」

廣瀬とゆめちゃんが俺達を歓迎してくれ、しばらくするとカツサンド3人前が届いた。

だが、ひと口かじった時に俺の携帯が鳴った。

「はい、青山です。」

[ばっか野郎!3人共昼飯行きやがってー!]

キーンと比嘉特捜部長の怒鳴る声が響いた。

[おい犬っころ!カラス!筋肉バカ!すぐに帰ってこい!事件だぞ!3人共居なくてどうするんだ!?]

「すすすすいません!!すぐ戻りますー!」
「すげぇ笑える位キレとるやんけ!」

「青山!烏丸!カツサンドは走りながら食え!」

難波さんが珍しく血相変えてお勘定を済ますと、カツサンドを咥えたまま外へ飛び出した。

「少女漫画かよ!?」
「難波さん、面白いなあもう!」

現場へと俺達は走り出した…。

そして今日も、新たな事件と立ち向かう為に

俺は"Last note"を使うだろう…。

誰かの想いを、そこにある匂いを辿り、

真実を追い求めていくんだ……。




「Last note」〜特性を持つ者へ〜 [完]
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