「Last note」特性を持つ者へ〜5
「憂莉!大丈夫!?」
日芽さんが走ってきて、柵の向こう側からこっちの様子を覗きに来た。
「大丈夫、私はね。」
憂莉さんの赤く染まっていた瞳も、今は普通に戻っている。
俺は憂莉さんに礼を言うと、「健闘を祈る。」と言って日芽さんとまた教会へ戻って行った。
「強烈な耳鳴りやったな。」
「あぁ、耳が壊れそうだった。」
皆、口々に耳鳴りの酷さを話していたが…
「ねぇ私、耳鳴り聴いてない…。」
ゆめちゃんだけ、そんな事を口にしてその場に居た全員が彼女に注目した。
「……何でだろ?」
見た事ない困り顔をするゆめちゃん。
皆、言葉に詰まってるが…
「…普通の人間だからか?」
俺の中で"予言"の特性の存在が浮かんだ。
日芽さんが走ってきて、柵の向こう側からこっちの様子を覗きに来た。
「大丈夫、私はね。」
憂莉さんの赤く染まっていた瞳も、今は普通に戻っている。
俺は憂莉さんに礼を言うと、「健闘を祈る。」と言って日芽さんとまた教会へ戻って行った。
「強烈な耳鳴りやったな。」
「あぁ、耳が壊れそうだった。」
皆、口々に耳鳴りの酷さを話していたが…
「ねぇ私、耳鳴り聴いてない…。」
ゆめちゃんだけ、そんな事を口にしてその場に居た全員が彼女に注目した。
「……何でだろ?」
見た事ない困り顔をするゆめちゃん。
皆、言葉に詰まってるが…
「…普通の人間だからか?」
俺の中で"予言"の特性の存在が浮かんだ。